できるから、たのしくなる! ~ 筒けん(つつけん) グッド・トイ2021「多世代交流賞」受賞

手貼りラミネートの虎の巻 ~ コツを押さえてキレイに張ってみよう

印刷物の表面を保護するラミネートは難しい?

印刷面の保護にラミネート、空気が入ってしまったり、シワになってしまったりとうまく行かないという声を聞くことがあります。

ラミネートに限らないのですが、貼り合わせをするときのコツをご紹介します。

用意するもの

・ラミネート用の透明素材

・スキージ

・カッターマット(無くてもよいですが、あったほうがきれいに仕上がることが多いです)

・カッター

ラミネートを貼ります

印刷物と少し大きめに切った透明のラミネートフィルムを用意します。

ラミネートフィルムのセパレータ(剥離紙)を一部はがします

10~20mmくらい剥がし、セパレータには折り目をつけておきます。

 

剥離した部分を貼ります

ラミネートを貼りつける相手と、ラミネートの重なり具合を確認します。

このとき、印刷物下部とその下のマットを一緒に止めて固定しまいましょう。

 

ナナメにしてしまうと上部の一部分がはみ出してしまうのでまっすぐ貼りましょう。

スキージを当てながら徐々にセパレータを剥離していきます

右手で持ったスキージを境目に当てて押しつつ左手でセパレータを少しずつ剥がしていきます。あせらず、慎重に。左右ほぼ均等に少しずつ貼っていきます。

貼る時は止まらずに

スキージを押しながら貼り合わせていきますが、このときスキージを止めるとその場所にシワができてしまう場合があります。

ゆっくりでいいので止めずに貼り合わせていくのがポイント。

全ての剥離が終わったら全体をなじませるようにスキージを動かします

空気が入らないようにスキージで調整しつつ全体がなじむようにラミネートをしっかり貼ります。

このときマットも一緒にラミネートしてしまっていますが、このほうがカッターで切る際にずれることがなく、オススメです。

金ものさしを使うとカッターで切りやすいのでおススメです。

プラスチックのものさしは削れてしまうのであまりオススメしません。

切ったらそれぞれの印刷物を 分離します

カッターは刃先を折って新品にしておくのがオススメ。

刃先が鈍っているとうまく切れず、印刷物を逆に傷めてしまうことも。

 

完成!!

なお、フィルムの素材への貼りあわせで、糊の種類が溶剤性のものであれば水貼りといって霧吹きで印刷面に水を吹きかけ、同様に貼っていく方法もあります。空気が水と一緒に逃げていくので、上手に貼りやすくなります。

ちなみに同じ種類のラミネートはこちら↓で購入可能です。

ちなみにこちらのラミネートは製造中止が決定したそうで、在庫限りとなります。

ここで一つ注意!

よく紙系の素材にラミネートをすれば屋外で使える!と勘違いしている人がいますが、これ絶対にダメなやつです。

紙系の素材だといくら表面を保護しても端面から水が進入して外周がシワシワになります。

外で使いたい場合は必ずフィルム系の素材を使いましょう。

それではラミネート貼り、やってみましょう!!