(前の記事からつづく)
いよいよトランクの製作開始
さて、それでは寸法どおりにガシガシ切っていきますよ。
お気に入りの卓上丸ノコ「evolution」でカットしていきます。
いままではノコギリか普通の丸ノコを使って切っていましたが、この卓上丸のこだと直角が出るし、狙った場所を切れるのでとても気に入っています。
【悲報】しかし、ここで衝撃の事実が発覚!!!
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なんと、カットした材木(1本の材木からカット)の両端を重ねてみたら・・・
どえらくずれてる。
これ、別々の木ではなくて一本の木です。
片方は63mm。
もう片方は60mmを少し割るくらい。
スタッフ「これだけ長いと誤差でてしまうのですけど大丈夫ですか?」
スタッフ「3本まとめてカットするより1本ずつのほうがまだ精度でますけど 」
ホームセンターで90mmを65mm幅にカットしてもらうときにわざわざ1本ずつにしたにもかかわらず、寸法ひどいww
熟練の技ならよいのか、そもそも機械がダメなのか真相はわかりませんが、ちょっと「ないわ~」という仕上がりでした。
それでも気を取り直して誤差の少なそうな場所を選んでカット。どれも65mmを割っていて、寸法変更を余儀なくされたところもあったのですが、どうにかこれなら使えそう。
幅のばらつきはあるものの、長さはバッチリ欲しい寸法に(自分で)カットできました。
残りの材料も寸法どおりにカットしていきます。
そういえばビス・・・と思ったら、手持ちのものは銀色ばかりだった。
というわけで、再度ホームセンターで木ネジを調達。ブロンズなら今回のトランクのイメージを邪魔しない。
実は若干太いかな?と思っていて、予想通り太かったので先に電動ドリルで3Φの穴をあけて、そこへ木ネジを打ってみました。 たしかにこれやらないと簡単に木が割れる(笑)
まずはトランクの大枠を作ります。両側なので2つ。
普通は荷物を入れる片方を深く、もう片方はフタにするので浅くするのですが、両方に同じもの(けん玉)を入れたかったので同じ寸法です。
そしてビス止めしていきます。長手方向は真ん中じゃなくて1/3ずつの場所にビス止めしたほうがよかったかも。
ちなみに材木をカットしてでた端材は自作のロケットストーブで処理。イモでも焼けばよかったな(笑)ロケットストーブ、燃焼効率が高くて煙もでにくいのでとても便利です。
塗装
トランクの塗装は引き出しに眠っていたいつ購入したかわからないオイルステイン(ウォルナット)。
テフロンがボロボロに剥げたかつてのフライパンにドボドボ入れて塗っていきます。ちなみにフライパン、重いので風でとばされて入れた塗料ごとひっくりかえることもなく、結構使い勝手がいいです。
塗装して乾いてきたらタダのベニヤ板がなんだか超カッコいいんですけど!!!
金具の取り付け
次にセ○アで購入した三方金具で角をビス止めしていきます。(外は寒いので家の中に入ったw)
取り付けてみてわかりましたが、この金具、皿ビスの頭が沈み込むようにテーパー部分がないのでとりつけると頭が飛び出します。
うーん・・・100円ショップのものでは役不足か。こんどは少し値段高くてもちゃんと皿ビスの頭が隠れる金具にしよう。
そしてこんどは蝶番(ちょうつがい)でそれぞれの箱を止めます。
位置はそれぞれ端から11cmずつ開けて作成。もう少し端でもよかったかもしれん。
そしてビクターパッチンの取り付け。
そして最後に取手をとりつけます。箱の大きさが左右で同じなので、それぞれの箱の中央よりに取り付け。なんだかトランクっぽいじゃないですか!!!
内装
本来は6mm厚の板を60mm、14mm厚の板を65mmで5mmの差ができるはずだったのですが、準備編のとおり狙った寸法が全然でてなかったのでほぼ同じ高さにw
まあこれはこれでよしとしよう。
そして内装にはダ○ソーで購入したフエルトを使います。
内寸どおりにカットします。(392×588mm)
フエルトは両面テープで固定。
そしてフエルトを上から6mm厚の板で抑えるように入れていきます。
短い板は木工用ボンドで接着しますが、寸法ピッタリなのでちょうどいい!!ボンドいらないくらいでしたが、補強のためボンドで止めておきました。
じゃーん!!内装も完成!!!必要があれば内部の6mm厚の板の寸法を変えることで中の仕切りをカスタマイズすることも可能です。
完成
さて、いよいよけん玉を中に入れていきます。
これ、控えめに言ってかっこよすぎませんか??
イベントなどでけん玉を販売するときにはトランクを開いたらすぐに販売ができます。
見栄えもいいので売上げアップ間違いなし!?
テーブルの上に商品を毎回並べて、片付けるのが地味に大変だったのでこれでかなりの効率化が期待できます。
あとがき
作ってから言っておきますが、本当はこのようにストッパーを入れようかと思っていました。
ところがですね、外側の枠の寸法が65mmを狙っていたのに60mm~63mmくらいだったのでちょっとそれができなくなってしまいました。そのままとりつけると箱から飛び出してしまう。
ただ、箱の寸法がぴったりだったので、そもそもこれを取り付けたら箱が取り出せなくなるという残念仕様になるところでした(笑)ストッパーがなくても簡単には落ちないので無くて問題ナシ!!
そして作ってから思ったことですが、いくつか改良点が見つかりました。
【改良したい点】
・三方金具の取り付け時に皿ビスの頭が飛び出してしまう(ブログ内に記述)
・トランクを床に置いたときに金具やビスの頭で床を傷つけてしまうので、足が欲しい
・筒けんを入れるスペースが欲しい
・バッヂやストラップなどの小物を収納・陳列するスペースが欲しい
特にトランクを床に置いたときの足は早急に取り付けたいと思いました。ただ、ホームセンターに置いてあるのはある程度大きなゴム足ばかり。これくらいの高さが4mmくらいの小さいゴム足が欲しいところです。
平置きした場合と、V時に開いて置いた場合用にそれぞれの場所にゴム足様のものが欲しい。
なんでもそうですが、一つ作ってみると「今度はこう直してみよう」という点がいくつも見えてきますね。
ただ、いきなり作成したにしては上出来のトランクになりました。
第二号の改良版、そのうちに作ります(笑)
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