おもちゃ学芸員養成講座2日目レポート
長野県木曽町で今年秋にオープンする木曽おもちゃ美術館。木曽町文化交流センターで行われた学芸員養成講座に参加させていただきました。1日目の模様はこちら。
おもちゃ美術館ではどの館にも木のたまごのプールがありますが、今回は木の玉を使ってのワークショップ。
・かっこいい持ち方コンテスト
・渡し合いっこ
・だんだん○○する玉
・どっちの手に入っているか
文字にするとなんてことはないですが、ただの木の玉でこれだけ楽しいことができるのかと驚きの連続。発想次第でアイデアはいくらでもでてくるものなのだと気付かされました。
木の玉をいろいろなものに見立て、主体的に取り組むことを促す。
・ルールが簡単
・1回の勝負が短い
・役割を入れ替える
この3つのキーワードを意識することであそびの幅が広がります。あそびってものすごく深い。
草木染めワークショップ
木曽おもちゃ美術館の前身、ふるさと体験館きそふくしまでも実施されていた草木染めワークショップ。今回実際に体験をすることができました。
今回使うのは「そよご」と「はんのき」の草木染め。そよごはピンクに、はんのきはきれいなグレーになります。
こちらはそよごの葉や枝をぐつぐつと煮たあと。
こんな色の怪しげな液体ができます。
布に輪ゴムを巻いて、丸や二重丸、線やクモの巣などの形をつくります。この輪ゴムの巻き方は一応クモの巣のつもり。輪ゴムをしっかり巻いたところには染色液が染み込まないので、元の生地の色がでてくるというスンポーです。
ついついいろいろな巻き方を試してみたくなり、節操なく輪ゴムを巻いた図。これは几帳面か大雑把かで性格がとてもよく出ます。(※大雑把代表)
そよごを煮出した液に浸けます。木のふんわりした匂いに包まれながら作業を続けます。
数分浸けたあとに、みょうばん液に浸けます。これを「媒染(ばいせん)」と言います。草木の種類により鉄を使ったりもするようです。
今回の草木染はこんな工程。実際には下処理された布を用意いただき、ワークショップを進めました。
1.布を水で洗う(布地によりタンパク質で下処理をして色が付きやすいようにする。タンパク質は大豆液をかける。)
2.煮出した液に浸ける(通常は5分くらい)
3.媒染(色を定着させる) ※色を濃くしたい場合は2と3を繰り返す
4.水ですすぐ
5.脱水
6.アイロンをかける
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さてさて、これがいったいどうなるのでしょうか?
一度水洗いしたあとにアイロンをかけてほらこのとおり!
※アイロンの温度が低くてほぼ自然乾燥になりました(笑)
野山に生えている草木を使い、こうして染め物ができるのはいいですね。(時間のかかる段取りをやっておいていただいたというのもありますが)簡単に染めができる体験はなかなかのものでした。
昼食はテイクアウトで「そばやのカレー飯」を。けっこうボリュームあったのですが、美味しくておかわりしたくなりました。
昼食後のお昼休みはなんと筒けんの時間!特別にお昼休みの時間に体験会を許可いただき、参加者の方に自由に使っていただきました。車に積んでてよかったー。
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けん玉も少し持っていたのであわせて体験。木曽おもちゃ美術館はけん玉やコマ、そして筒けんがきっと盛り上がりますよ!(願望)
急な体験会にもかかわらず、みなさん楽しんでいただいたようで本当にありがとうございました。
<その2-2>へつづく
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