スマイルスキップのパフォーマンスがすごい

10月18日(日)、三重県多気町で開催された「筒けん運動会」。

このイベントで、キッズくらぶひなたの子どもたちによる「スマイルスキップ」の筒けん&けん玉パフォーマンスを見せていただきました。

先日の筒けんパフォーマンスコンテストでも素晴らしい演技を披露してくれたスマイルスキップのみなさん。

今回も楽しみにしていたのですが……

いや、もう本当にすごかった!!

一言で表現するなら、「圧巻」。

これまでさまざまなパフォーマンスを見てきましたが、今回の演技には驚かされることばかりでした。

何がそんなにすごかったのか。

少し詳しくお伝えしたいと思います。

パフォーマンスの模様はこちらをご覧ください。

11分を超えるパフォーマンス。その時点ですでにすごい!

今回披露していただいたのは、筒けんとけん玉を使った3つのパフォーマンス。

約3分強の演目が2つ、そして約4分30秒の演目が1つ。

合計すると11分を超えるボリュームです。

パフォーマンスを経験したことがある方なら、この時間を聞いただけでも「えっ!?」となるのではないでしょうか。

筒けんでもけん玉でも、音楽に合わせて技を続けるというのは、見た目以上に大変です。

例えば「もしかめ」。

単純に繰り返す動きに見えるかもしれませんが、音楽に合わせ、一定のリズムを保ちながら続けるだけでも集中力と体力を使います。

しかも今回は、それだけではありません。

右手と左手で別々の動きをする。

さらに足のステップまで加わる。

それらすべてを音楽に合わせ、十数人が一糸乱れずに動いていくのです。

右手、左手、足。

それぞれに意識を向けながら、音楽を聴き、周囲の仲間とも動きを合わせる。

考えただけでも大変です。

しかも、それを3分以上続けるのです。

正直なところ、自分の感覚では、1分30秒くらいのパフォーマンスがしっかりできたら御の字。

3分間の演技ともなれば、それだけでも相当な練習が必要です。

それを3本。

しかも最後は4分30秒!!

いったいどれだけ練習してきたのでしょうか。

演技の完成度もさることながら、最後まで集中力を切らさずに動き続ける子どもたちのタフさに、まず驚かされました。

普通なら避けたくなる難しい技を、これでもかと入れてくる!

もう一つ驚いたのが、演技に盛り込まれている技の難易度です。

パフォーマンスをつくるとき、一般的には「確実に成功させること」を考えます。

特に長い演目では、成功率の低い技を入れるほど失敗するリスクが高まります。

ましてや音楽に合わせ、みんなで動きをそろえなければならない団体演技。

自分なら、難しい技はここぞという場面に絞るか、安定してできる技を中心に構成したくなります。

 

ところが、スマイルスキップは違いました。

「えっ、その技も入れるの!?」

「そこでそれをやる!?」

と思うような難しい技が、次から次へと登場します。

10連けん玉とか、普通は集中したタイミングで決めるものであって、音楽の流れの中でやる技じゃないんです。

しかも、ただ技を成功させるだけではありません。

動きのタイミングを合わせ、フォーメーションを意識しながら、音楽の流れの中で技を決めていく。

一つの技ができることと、それをパフォーマンスの中で成功させることは、まったく別の難しさがあります。

それを平然と、いや、きっと本人たちはものすごく集中しながら、次々とこなしていくのです。

そして、今回一番驚いたのが3つ目のパフォーマンス。

すでに2つの演技を終え、体力的にも一番きついであろう場面です。

そこでなんと……

足元にタスキを置き、それを踏まないようにステップしながらパフォーマンス!!

いやいやいや、ちょっと待ってください(笑)

普通にステップするだけでも大変なのに、足元にタスキ!?

しかも筒けんやけん玉の技をしながら!?

どんな鬼畜設定なんでしょう(笑)

ただでさえ難しい演技に、さらに自分たちで制約を加えて難易度を上げてくる。

そこまでやるのか!と驚くと同時に、その挑戦心には本当に感心させられました。

1人や2人がすごいのではない。みんながすごい!

そして、スマイルスキップの最大のすごさは、ここにあると思います。

それは、一部の子どもだけが難しい技をできるのではなく、メンバー全員が高いレベルの技に挑戦していること。

筒けんやけん玉に限らず、何かの技を極めていくと、どうしても個人差が生まれます。

得意な子もいれば、苦手な子もいる。

上達のスピードも違います。

そのため、団体パフォーマンスをつくるときには、難しい技ができる子を中心に見せ場をつくり、ほかの子は比較的簡単な動きで合わせる、という構成も考えられます。

もちろん、それも立派な演出方法です。

ところがスマイルスキップは、全員が難しいことに挑戦している。

しかも、それを団体として成立させているのです。

これがどれほどすごいことか。

1人のパフォーマンスをつくるだけでも、技の習得、構成、音楽とのタイミング、体力配分など、考えなければならないことは山ほどあります。

2人になれば、相手との動きを合わせる難しさが加わります。

それが十数人になったら……。

考えただけでも気が遠くなります。

技の得意・不得意も、体力も、覚えるスピードも違う子どもたちが、一つの目標に向かって練習を重ね、みんなで作品を完成させていく。

そこには、個人の技術だけでは説明できない、ものすごい力が必要なのだと思います。

このパフォーマンスの裏には、どれだけの挑戦があったのだろう

華やかなパフォーマンスを見ながら、自分が強く感じたのは、その舞台に立つまでの過程です。

きっと最初から、すべての技ができたわけではないでしょう。

何度やってもうまくいかない技。

みんなとタイミングが合わない動き。

練習してもなかなか成功しない日。

思うようにできず、悔しい思いをしたこともあるのではないでしょうか。

それでも諦めずに練習を続け、少しずつできることを増やしていく。

自分ができるようになるだけでなく、仲間と一緒にできるようになるまで挑戦する。

そして、一つの演技を完成させる。

今回のパフォーマンスからは、そんな子どもたちの積み重ねが伝わってくるようでした。

もちろん、実際にどんな練習をしてきたのか、すべてを知っているわけではありません。

それでも、あれだけの演技が一朝一夕でできるものではないことは、パフォーマンスを経験している立場としてよく分かります。

「できないことに挑戦し続ける力」

「失敗しても諦めない力」

「仲間と協力して一つのものをつくり上げる力」

「自分たちで高い目標を掲げ、そこに向かって努力する力」

今回のパフォーマンスには、そんな子どもたちの成長が凝縮されているように感じました。

技ができるようになったことも、もちろん素晴らしい。

でも、それ以上に、そこに至るまでに経験してきたであろう一つひとつの挑戦こそが、子どもたちにとって大きな財産になっているのではないでしょうか。

その力を育んでいる「キッズくらぶひなた」という場所

そして、今回どうしてもお伝えしたいのが、子どもたちの活動を支えている「キッズくらぶひなた」の存在です。

自分は筒けんの活動を通じて、これまで全国の保育園、幼稚園、こども園、小学校、児童館、学童保育など、さまざまな現場に伺う機会をいただいてきました。

それぞれの場所に素晴らしい取り組みがあり、子どもたちの成長に驚かされることもたくさんあります。

それでも、今回のスマイルスキップのように、これだけの人数の子どもたちが、これほど難易度の高いことに一緒に挑戦し、それを形にしている姿は、ほかでは見たことがありません。

これは、子どもたちが特別に器用だから、というだけでは説明できないと思います。

もちろん、一人ひとりの努力があってこそのパフォーマンスです。

でも、その努力を継続できる環境がなければ、ここまでのものにはならないのではないでしょうか。

子どもたちの可能性を信じていること。

難しいからといって、最初から挑戦を諦めさせないこと。

失敗しても、また挑戦できること。

仲間と一緒に一つの目標に向かっていけること。

そして何より、子どもたちがのびのびと活動できること。

キッズくらぶひなたには、そんな環境があるのだと感じます。

先生方が日々どのように子どもたちと向き合い、どのような声かけや働きかけをされているのか、もっと詳しく知りたくなりました。

あのパフォーマンスは、子どもたちの努力の結晶であると同時に、先生方が日々積み重ねてきた環境づくりの成果でもあるのだと思います。

子どもたちがすごい。そして、その子どもたちの力を引き出している先生方も、本当にすごい。

心からそう思いました。

保護者のみなさんにも伝えたい、目には見えにくい成長の価値

子どもたちが何かに挑戦し続けるためには、周囲の大人の理解や応援も大切です。

今回のパフォーマンスを見ながら、保護者のみなさんにも、ぜひこの素晴らしさを伝えたいと思いました。

筒けんやけん玉が上手になる。

難しい技ができるようになる。

人前で素晴らしい演技ができるようになる。

こうした成長は、目に見えるので分かりやすいものです。

でも、本当に大切なのは、それだけではないと思います。

うまくいかなくても、もう一度やってみようと思えること。

自分で目標を立て、そこに向かって努力できること。

仲間の頑張りを認め、応援できること。

みんなで力を合わせる喜びを知ること。

そして、努力を積み重ねれば、以前はできなかったことができるようになるという経験を重ねること。

こうした力は、テストの点数や技の成功回数だけで測れるものではありません。

教育の分野でよく使われる「非認知能力」という言葉がありますが、今回のパフォーマンスからは、そのような力を育む経験の大切さを強く感じました。

もちろん、一度のパフォーマンスだけで、子どもたちの内面的な成長のすべてが分かるわけではありません。

ただ、目の前の演技から、子どもたちがどれほどの挑戦を積み重ねてきたのか、その一端を感じることができました。

保護者のみなさんにとっても、こうした経験を子どもたちが積み重ねられる場所があるということは、とても大きな価値なのではないでしょうか。

日々の活動を見守り、応援してくださっている保護者のみなさんにも、心から敬意を表したいと思います。

こんな場所が、もっともっと増えてほしい

自分が筒けんを通じて実現したいことの一つに、年齢や得意・不得意に関係なく、誰もが楽しく挑戦できる場を増やしたい、という思いがあります。

最初はできなくてもいい。

失敗してもいい。

誰かと比べて上手である必要もない。

でも、「やってみたい!」という気持ちを大切にして、そこから少しずつ挑戦を重ねていく。

筒けんは、そんなきっかけをつくれる道具だと思っています。

今回のスマイルスキップのパフォーマンスは、その可能性をあらためて感じさせてくれるものでした。

もちろん、すべての子どもが難しいパフォーマンスを目指す必要はありません。

大切なのは、一人ひとりが自分なりの目標を持ち、挑戦することを楽しめること。

そして、そんな子どもたちを大人が信じ、応援できる環境があることだと思います。

キッズくらぶひなたのように、子どもたちの可能性を引き出す場所が、これからもっと増えていったら素晴らしいですね。

そして何より、今あるこの素晴らしい場所が、これからも大切にされ、さらに発展していってほしいと心から願っています。

スマイルスキップのみなさん、本当にありがとう!

今回のパフォーマンスを見て、驚き、感動し、そしてたくさんの刺激をいただきました。

筒けんやけん玉でここまでのことができるのか!

団体でこんなに高度なパフォーマンスをつくり上げられるのか!

そして、子どもたちはこんなにも大きな可能性を持っているのか!

そんな思いでいっぱいです。

スマイルスキップのみなさん、素晴らしいパフォーマンスを本当にありがとうございました!

日々子どもたちを支え、挑戦できる環境をつくっている先生方、そして温かく見守り応援している保護者のみなさんにも、心から感謝と敬意をお伝えしたいと思います。

これからもみなさんが、仲間と一緒にさまざまなことに挑戦し、成長していく姿を楽しみにしています。

そして、キッズくらぶひなたという素晴らしい場所が、これからもさらに発展していきますように。

また、みなさんのパフォーマンスを見られる日を楽しみにしています!

本当にありがとうございました!!

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