できるから、たのしくなる! ~ 筒けん(つつけん) グッド・トイ2021「多世代交流賞」受賞
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保育学会で筒けん紹介♫ 筒けんの広まりを感じ、ある言葉が刺さった2日間

 長野市で開催された保育学会に参加させていただきました

長野市の長野県立大学で開催された保育学会へ、大変お世話になっているトロルさんからお誘いいただき参加してきました。

初めて来ましたがきれいなキャンパス。

特に学会で発表するわけではないのですが、なんだかいつもと雰囲気が違ってドキドキしますね。

こちらのホールでは物販のほか、外周の壁でポスター展示が行われます。

筒けんのコーナーも作っていただき感謝です。

長野市の筒けんアンバサダーようちんとたいぽんが遊びに来てくれました♪

このほかにもアンバサダー仲間が駆けつけてくれて、にぎやかになりました。

なんと富山の子ども遊ばせ隊の早川先生にもばったりお会いしました。

早川先生は国際箸学会さんとのつながりをつくっていただいたり、なにかとお世話になっている方です。

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https://tsutsu-ken.com/kobore/20240430tsutsuken

このほかにも全国からさまざまな方が来ていて、お久しぶりの方や、お知り合いに近い人など、驚きの出会いがたくさんありました。

二日目

二日目もまた同じ会場で一日。

本当にいろいろな方とお話できたのですが、自分が思っている以上に「筒けんうちの園にもありますよ」とか「筒けん使ってます」という声が多くてびっくりしました。

そしてうすうすとは感じていた課題もまたはっきりと見えてきました。現場の生の声大事ですね。

壁際ではいろいろな方のポスター展示がされていました。

お昼は外に来ていたキッチンカーで。

5連筒けんをつかったつみき

お客さんには波があったので、人が少ないときに何気なく5連筒けんつかってつみきをしていいたら・・・これ、面白くない!?

この斜めの筒はそれぞれ支え合って、真ん中の玉は中央の筒より上にあります。

うっかり新たな積み方が誕生してしまった瞬間でした。

 

5連筒けんは終始人気で導入したいという園がいくつか。みなさんアンテナが高い人が多いです。

刺さった本

いろいろな書店さんのブースをまわっていたらこれを見つけました。とても刺さってしまったので即購入。

筒けんを考案したきっかけ。

乱暴に言うと「けん玉を簡単にできるように」なのですが、実はもっと深い意味があります。

 

けん玉指導歴はこれで16年になるのですが、けん玉を指導していて年数を追うごとに、本来であれば教える引き出しが増えるので教えるのは簡単になるはずです。

しかしそれとは逆に「教えるのが年々難しいな・・・」と思うようになっていったのです。

その原因はなにかというと、思い当たるうちの大きなひとつが子どもたちの「目が玉を追えない」ケースが増えてきたこと。

けん玉は玉をキャッチする際にひざをまげながら皿も下げ、玉の衝撃を吸収させる動作が必要になります。この動作以前に、玉が皿の上に来ない。

原因を紐解いていくと、玉を目で追いかけられないので、キャッチの瞬間は玉も皿も見ない(=ノールック)状態なんです。

特にコロナ後がひどいと感じるのですが、最近は小さいときから画面を見る時間が長くなっていて、外で体を動かして遊ぶ機会が激減しています。外でキャッチボールもしないし、外のいろいろな場所で遊ぶこともしないので、目で動くものを追えない、危険予測もできない、目で得た情報を処理して体を動かすことができない、というケースが増えています。

最初はなんとなくだったんですが、最近いろいろな方のお話も聞いたりしてもやもやしていいたものが確信に変わってきました。

話をもどすと、目の筋肉が発達していないので玉が追えないからそもそもけん玉なんてできない。加えて根気よくトライアンドエラーを繰り返してうまくなろうという子はもちろんまだいますが、できないとすぐあきらめていやになる子は増えている。

「◯◯やってみて」「えー、無理ー!」とやる前から否定する子、最近多くないですか?

やってみてもすぐに「できない」とあきらめてしまう。

「できるだけ小さな成功体験」を積み重ねて、「やってみよう!」という気持ちにさせられるツールが求められていたのですが、それが筒けんだったのです。

(といっても、自分はそういった分野の専門家ではないので、最初はなんとなく感じていたものがいろいろな専門的な方のお話を聞いて、確信に変わってきました。)

 

それに加えて、筒けんには「さかさもち」という筒を上下ひっくり返す持ち方があるのですが、これがうまくできない人が増えている。

思い返せば最近、蛇口は自動水栓になり、ドアノブはレバーや自動ドアになっています。手首をひねる動作をしなくても生活できるようになってきています。

筒けんをすることで手首の可動域も広くなってきますし、目の筋肉や空間認知も鍛えられる。

手前味噌ですが、改めて筒けんは生きていく上で必要な要素が多分に含まれているのだなあと感じています。

 

本を読むのはこれからですが、腑に落ちることがたくさんあるのではないかと思ってわくわくしています。

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