夏休みの自由研究、終わってますか??
長野県の夏休みは全国でも短い方で、娘の通う小学校は23日からのスタート。お盆休みが終わるとまもなく2学期がスタートしてしまうので早めに自由研究や工作などを片付けておく必要があります。
今年の自由研究は何をやるか迷っていたのですが、草木染めに決定。自宅の敷地内(ほぼ畑)で手に入る材料だけで今回やってみることにしました。
手順
本来であればしっかり手順や分量などを下調べしてからやるのが普通ですが、先入観なしにやってみたいところもあり、だいたいの手順だけでやってみることにしました。
以前木曽おもちゃ美術館の学芸員講習会で草木染めをやったのでなんとなくイメージはつかめてる!
大雑把な手順はこんな感じ。
①大豆を煮た液に布(綿100%)を漬けて下処理をする
②草木を煮た汁に漬ける
③媒染液(ミョウバン液)に漬ける
というわけで、大豆を煮た汁を用意しました。豆乳などでもいいみたいですね。
しばらくこの液に布を漬けておきます。布は100円ショップで調達したり、自宅にあるものを使用しました。
ミョウバンは初めて買ったのですが、スーパーやドラッグストアに売っています。そうか、ナスの漬物のときに発色よくするために入れたりするんですね。
準備ができたので、畑からいろいろ調達していよいよ草木染めをスタートします。
①赤じそ
畑のあちこちに野生化して毎年生えてくる赤紫蘇。これはきっとキレイな赤が出るに違いない!
葉っぱを鍋に投入してぐつぐつ煮ます。なお、火は自作の一斗缶ロケットストーブを使いました。
シソが沸騰してくるととてもいい匂い。赤い色がだいぶ抜けてきました。
さて、ここで白いTシャツに色をつけえてみたいと思います。鍋の中にはシソの煮出した汁が入っています。
新しいTシャツを入れるのは勇気がいりますね(笑)
左の中にはミョウバンを水に溶かした媒染液が入っています。
ここで驚くべきことが!!!
なんと・・・
赤くなると思っていたTシャツが・・・
緑色になりました!!!
しかもとてもキレイな緑色。シソで染めるのはとてもアリです!!
②桑の葉
我が家周辺はその昔一大養蚕地域だったこともあり、放っておいてもあちこちから桑が出てきます。畑の端のほうにもやはり桑の木がでてきて結構邪魔(笑)
こちらの葉を煮出してみます。桑の葉ならこの時期本当にそこかしこにあります。
煮出した液につけるとなんと目の覚めるようなキレイな黄色!!
煮出した液に漬けて媒染液に漬けるを繰り返して4回ほど繰り返した結果がこちら。
先ほどのTシャツと比べてみてください。
これ本当に使える!!
よかったらぜひお試しください!!
③そのほか試したもの
実はこのほか試したものがありまして、いくつかご紹介。
まずは採り頃を思い切り過ぎてしまったお化けきゅうり。
この巨大さ、知っているきゅうりとは確実に違う・・・。普通なら捨ててしまうのですが、ここで再利用(?)してみました。
巨大なのでサイズ感がわからなくなってきますね。
それからアサガオ。集めてみたのですがちょっと数が少なくて、ツユクサやホウセンカの花など少し混ぜてみました(笑)
そしてトマト・・・。虫食いや割れなどで食べないものをぐつぐつ煮てみました。今の時期トマトを必死に食べていますが、余るのでトマトソースや濃厚トマトカレーなどいろいろなところに使っていますが、トマトは使い道がいろいろあっていいですよね。
トマトの濃厚な香りが鼻腔をくすぐります。
そしていろいろ染めたものをご紹介。Tシャツは先ほどの赤じそ。そして右上のハンドタオルとその下のトートバッグ、右下のハンドタオルいずれも赤じそです。染める材質によってなのか色の付き方が違いますね。
そしてTシャツの下にある細長い布は左から
きゅうり
トマト
アサガオ
です。
きゅうりはほとんど色がつかなくて、あまり染めの意味がありませんでした(笑)
実はとうもろこしの皮でも染めてみようかと思っていたのですが、さすがにくたびれてしまってカットしました。
模造紙にまとめるのはこれからですが、夏休みの自由研究に草木染めはとても楽しいかもしれません。(自分もやってて楽しかった)
ぜひお子さんとお試し下さい♪
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