西日本のおもちゃ美術館ツアーに出発
いままで東日本のおもちゃ美術館を中心に訪問してきましたが、西日本は長野県から遠いこともありなかなか訪問することができませんでした。ようやく訪問するタイミングができたので、思い切って3館まわってみることにしました。
とはいえ、やっぱり遠いのでどうやって行こうか何パターンも考えた挙句、時間短縮のために名古屋から夜行バスを使うことに決定。かくして2泊4日の西日本ツアーがスタートしました。
貸し出し用の筒けんを30本近くトランクに詰め、公共交通機関で一人で運ぶには多少無茶な量の筒けんを持参。せっかく行くからには少しでもみんなに体験してほしい。
ちょうど先日お知り合いになった國際箸学会の小宮山さんの著書をいただいたので旅のお供に。
國際箸学会を知ったのは初めてでしたが、またその箸技というのが素晴らしくて、これ箸を使うなら知識も所作も技も知っておいたほうがいいレベル。遊びとしても面白いし、脳トレや美しい箸さばきにもつながる。
話が面白くて一気読み。しかも同じ高校出身だということにも驚き!!すごい人は世の中にたくさんいるけれど、なんだかとても身近に感じてしまいました。
名古屋に到着後は名鉄バスセンター発の高速バスで一路香川県を目指します。
バスは順調に進み、朝6時には高松に到着。夜行バスのこの時間に無駄のない動きは素晴らしいですね。
高松駅前のうどん屋は7時からやっていましたが、開店前から行列が・・・。讃岐おそるべし!!
朝からさぬきうどんキメます。楽しみ〜、
小と大、どちらにしようか迷ったのですが、小だとなんか小さい気がして大を頼んだら・・・ん???量がおかしいぞ。
よく見たら大は2玉なんだそうで・・・。ぜんぜん気が付かず注文していました。小の表現がおかしい・・・。そして苦しい・・・。
雨が降っている中どでかい荷物を持って移動するのは大変なので、琴電で高松築港〜片原町駅まで1区間だけ乗車。するとどうでしょう!目の前にはひろびろとしたアーケードが!!
おかげで雨の心配もなく讃岐おもちゃ美術館に到着することができました。
多少遠回りなものの、雨に濡れたくないときはアリなルートです。
讃岐おもちゃ美術館へ
讃岐おもちゃ美術館はビルの一角にありましたが、もう入り口からオシャレ!!
中に入るとスタッフや学芸員のみなさまが温かくお迎えしてくれました。各地のおもちゃ美術館に行くと本当によく思いますが、スタッフや学芸員さんたちのホスピタリティはほかの施設と比べられないくらいに素晴らしいと思います。
ここは赤ちゃん木育ひろば。きょうだいであっても3歳以上は入れないスペース。小さいお子さんがゆったり遊べるようにとのことですが、広い・・・。
グッドトイれんらくせん。ここは船の中をイメージ。時間を忘れそうな空間です。
これは漆塗りの滑り台。これ、遊び道具にふつう使っちゃいけないやつだと思うんですが、普通に使われています。何層にも塗り重ねた色を削って行くと、側面にあるような色が(層によって)でてくるのだとか。使って行くとだんだんと色がはがれていきますが、下の色がでてくるのでその経年変化も楽しめるのだそうです。すごい・・・。
こちらは伝統的な張り子人形。どれも味わい深いいい表情をしています。
しょうゆの樽を使ったごっこ茶飲みスペース。最近では木の樽の職人さんが減っているので、これもとても貴重なもの。貴重なものを惜しみなく使っているのがおもちゃ美術館のすごいところ。
讃岐といえばうどんですね。もちろんごっこあそびもできます。
見よ!この天ぷらの再現クオリティ。木でここまでできるのがすごい・・・。
讃岐かがり手まりも展示。ひとつひとつ手が混んでいて素晴らしいつくりです。
筒けんにも使えます!(※罰当たり)
筒けんやっても音がしないので、静かに楽しみたいときにオススメ(?)です。
※館内では絶対にやらないでください
それではそのほかの館内をどうぞ!
併設のミュージアムショップには筒けんも置いていただいています。
レジ前に置いていただき感謝!たくさん楽しんでいただけますように。
14時すぎまでガッツリ筒けんタイム!!
ちょうどこの日は日曜日の春休み期間だったこともあってか館内は10時のスタートからあっという間にいっぱいに。入場制限をかけていたとのことで、驚きました。
そして私はこちら、けん玉コーナーの近くの特設(?)場所にてスタンバイ。スピーカー、お借りしました。
ご家族で来られるお客様が多くて、そんな親子のコミュニケーションに筒けんが一役かってくれていたら良いなと思い。
午前と午後にパフォーマンス&体験会をやりましたが、マイクの調子が悪く失礼いたしました。さすがに寝不足のせいか技もキレを欠いてしまった・・・反省。
それでも汗だくになりながらずっと筒けんをやっている子がいたり、こちらも時間を忘れて筒けんやけん玉をやっていました。
みんなどんどんうまくなっていって、今後讃岐の地でも期待大!!
両手で筒けんをやりはじめるってすごいよね。
技を見てほしいときに「ねえ、見よって〜」と言ってくるのがとてもかわいくて。「見て見て〜」ではなく『見「よ」って』となるのがいいな〜と思ったのですが、こちらの人には普通すぎてかえって気づかないようです。
筒けんは技だけでなく、座ってもできるし、積み木だってできます。
シフトではないのに来てくれた学芸員さんや、他館からはるばる来ていただいたスタッフの方もいてびっくり。短時間でしたが一緒に筒けんができてとても楽しかったです。
そしてこの日のVIPはなんといってもゴウくん。パフォーマンスも手伝ってもらったり、最初から最後までずっと筒けん楽しんでくれました。ありがとう。
そして中橋館長の底抜けの明るさと優しさのおかげで滞在が素晴らしいものになりました。ホスピタリティがすごい(語彙・・・)です。大変おせわになりました。
山口県へ
後ろ髪を引かれながら讃岐おもちゃ美術館をあとにし、次の目的地へと向かいます。
この切符、経路が複雑すぎて手書きの経路があるというある意味貴重なもの(笑)
瀬戸大橋を渡り、新幹線で山口入りします。
「あさです〜、あさです〜」と夕方なのに言われて違和感を覚えつつも、この日は厚狭に宿泊。翌日はいよいよ長門おもちゃ美術館です。
かなりの強行日程でしたがどうにか初日終了。長門と福岡ではどんな出会いが待っているのでしょうか。わくわくは続きます。
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